今日は、9月1日に自由大学で行われた第四期「生き方デザイン学」の第四回目講義の様子をお届けします。
まずは、前回の課題『今の(近い未来の)働く環境を選択している理由って?』の発表からです。

・今の会社は子どもを持ちながら総合職として働ける。仕事と子育ての両立が守られている、という点で選んだ。
・今の会社は、安定で選び、今も安定のためだけで居続けている。
・転職して、今は一生食べている専門性が欲しいと思い金融関係に勤めている。
・途中で価値観が変わった。最初の入社理由は、院に行きたくてお金を稼ぐため。恵まれた部署に行き、このまま会社にいようと思った。絶対こんなところに留まっていない!から変化した
という風に、皆さん今自分がいる環境をなぜ選んでいるのかを話してくれました。
教授の堀江からは
「過去の自分をまず認め、受け止める。自分が大事にしていた部分を振り返る。それは変わるものでもあります。そして自分が人生をどう過ごしていくかに絡んでいく部分。どの軸に自分が重きを置いているのかを認識することが大切かと思います」
とのコメント。
今回のゲスト講師は飯野登紀子さん。
テーマは『日々の生活を「働く」に活かす生き方』です。
飯野さんは自由大学にて、おうちパーティー学の教授もされています。
飯野さんは、育児日記・お子さんのファーストシューズ・お子さんのファーストシューズ・仕事の写真などを持参して下さってます。
<それらを見る受講生の様子>

飯野さんは美術大学卒業後、デザイナーの先生のアシスタントを3年程勤め、出産を機に20年ほど専業主婦となりました。
2人の息子さんの子育て終了後、今は盛り付けデザイナーとして活躍されています。
家庭での活動が今の仕事にどう繋がったのか、子育ての経験と共にお話をして下さいました。
飯野さんは当時を振り返り「結婚と同時に3世帯同居。いいことも辛い事もありましたね」と。
また「20年前はパソコンもなかったので手書きで育児日記を書いてました。専業お母さんとして育児の毎日でした」とも。
息子さんが高校に入った頃から、自宅で料理研究会という持ち寄りの会や、green食堂というお客様がお見えになるときに開く食堂を開催されます。
そして、色んなご縁があり、おうちパーティー学の講義や、ファーマーズマーケットで盛り付けデザインを担当をしています。
<これまでの作品をiPadで見せてくれる飯野さん>

飯野さん「子どもが高校生になるまでは家の中で活動してました。それが外に繋がっていった。出会った人たちは素晴らしい方ばかり。いい出会いが繋がって今の仕事に至ってます」と。
飯野さんから受講生へ、想いの込めた温かいメッセージも。
「今を楽しんで。体は一つしかないから、優先順位を考えて。妊娠、出産は限られた時しか出来ませんから。ご自身の判断でお子さんを持たない方も、色々な事情でお子さんを持てない方もいらっしゃると思います。でも、出産・育児は素晴らしい体験だと思うので、出来れば出産して欲しいな」と。
飯野さんは自分が好きで創ってきた日常が、自然と今の働くに繋がった方。
彼女の生き方や働き方は受講生の皆さんに、また新しい気付きを与えてくれたかと思います。
そして最後の課題!
『自分にとっての「こだわり」「軸」ってなんですか?』です。
ついに来週は最終回!
なかなか考えさせられる課題だと思いますが、皆さんじっーくり考えてきて下さいね♪
第四回目講義のtwitter実況中継をまとめたので
是非ご覧ください→ http://togetter.com/li/365712