今日は自由大学にて6月13日に行われた「生き方デザイン学」第三期最終回の講義の様子をお伝えします。
まずはゲスト講師市川望美さんのお話から。
『ないなら自分で創って働く生き方』をテーマに話して下さいました。
市川さんは、短大卒業後IT系企業に就職。
総合職転換第一号となるがその後のキャリアで悩み、結婚、出産を機に退職。
現在は、非営利型株式会社Polarisの代表をしています。 また”ここちよくはたらき、ここちよく暮らすためのコワーキングスペース”のcococi"(ココチ)の運営もされています。

市川さんは「ライフステージに合わせて働き方を選んできました」との事。
その言葉の通り、会社員時代の20代はキャリア志向で仕事にのめり込み、結婚・出産でキャリアをリセット。
お子さんが乳幼児期〜学童期〜へ成長する事に合わせて、子育て支援グループやNPO法人へ参画していきます。
「ライフステージに合わせて、はたらき方を変えたい。私は近くに親がいて子育てを助けてもらい恵まれていた。恵まれた人の恵まれた暮らし方でないように、みんなが利用できる『仕組み』を創りたい」
この想いが、地域の人的資源、特に育児期の女性が多様な形で活躍できる場を地域の中にうみだす、という活動に表れ、現在の事業へと繋がっていきます。
また、「私にとって”ライスワーク”は存在しない。軽やかにはればれと暮らしていたい。ワタシ的で軽やかなストーリーと、重厚な哲学。地に足をつけながらも軽やかでいたい」
との考え方や、

「GAP YEARという言葉が好き。空白期間ではない時間。これからの人生の可能性を広げる大切な時。空白じゃないものが絶対ある。一見空白に見える期間でも大事」
という考え方がとても印象的でした。
そして受講生の皆さんに、最終課題の発表をしていただきました。
「自分にとっての『こだわり』『軸』ってなんですか?」です。

・軸=自分らしいということ。以前は働くというのが自分らしいと思っていた、今は子どもが大きくなって母であるというのも自分らしい、というのも思うようになったという方
・まずは”在りたい自分=自分が死ぬ時に振り返って幸せな人生だったと思いたい”を考え、そこから軸を考えた方
・何か目標に向かっていること&好奇心旺盛でいること、という軸を考えた方、
・”在りたい自分=どんな時でも『ケセラセラ』と言える人になりたい”とおっしゃった方、
などなど、とても自由な発想で思いがこもったそれぞれの軸を発表して頂きました!
最後に教授の堀江が話します。
「”Planned Happenstance Theory”計画的偶発性という考え方があります。
私はこの考えが好きです。
偶然に起こる出来事を柔軟に受け入れる。そして楽しむ。
なんとなくこんな感じになりたいな、こういう自分を大事にしたいな、という大枠さえあれば、
そこまでの道筋はどんな方法でもいいのではないでしょうか、という考え方です。
どんな道でも大きな目標に向かっての自分なんだ、というのを受け入れて楽しんじゃおう!
という考えを持っておくと、上手くいかない時があっても自分にとっての今のベストはこれだ、
と信じられるのではないかと思います。」
全五回の「生き方デザイン学」を通して、
受講生の皆さんは様々なロールモデルを知り、
毎回の課題と向き合うことにより自分の価値観や想いが
受講前よりも明確になったのではないでしょうか。
願わくばこの講義で得たものを胸に留めつつ、
「ワタシらしい生き方」を道の途中で模索しながらも、
在りたい自分に向かって日々を過ごしていってくださると
ちょっぴり嬉しいな、と思います。
受講生の皆さん、本当にありがとうございました!
これからも、皆さんの人生がますます輝きますように☆
最終回の講義のtwitter実況中継をまとめたので
是非ご覧ください→ http://togetter.com/li/320481