今日は、8月25日に自由大学で行われた第4期「生き方デザイン学」の第一回目講義の様子をお届けします。
まずは、前回出された課題「自分の仕事・結婚・育児の予想を立ててみる」の発表から。

「子どもをもう一人欲しい」
「5カ年計画を元々もっており、今はその真ん中。30歳までに第一子希望」
「将来は組織にとらわれることなく、フリーで働きたい」
「いつかは海外移住をしたい。タイミングがあえば、結婚・出産も望んでいる」
「色々働き方のパターンを考えている。家で出来る仕事ができたら」
などなど、皆さんの現時点での様々な未来予想を聞くことができました。
本当に十人十色。色々な未来が、考えがあるんだなと、聞いててこちらもバシバシ刺激を受けます。
そしてゲスト講師の秋山有紀子さんのお話を伺います。
テーマは『自分のペースではたらく生き方』

秋山さんは、大学卒業後、人材紹介会社に入社。新規開拓営業・キャリアコンサルタントとして若者の就職に携わります。
「拘束時間は長かったけれど、いろんな人と会えて、自分が社会に何を出来るか、が感じられました」
入社3年目に結婚。元々は結婚したら退職希望でしたが、会社が好きだったので残ることに。
ただ結婚式準備と仕事との両立が、無意識のストレスとなり胃痙攣発症。事務職へ転向します。
その後、グループ会社に合併が決まり、そのタイミングで退職を決断。半年ほど専業主婦時代。
「会社員時代に忙しすぎたので、やりたいことをこの時期に。色々やりつくした頃に、所属している時の生きがい、社会との繋がりをもう一度と思い、転職活動を始めました」
「興味もある・学びもある・条件も揃っている」という保育コンサルティング会社に転職。転職1年後に出産、1年間の育児休暇を経て、在宅勤務として復帰します。
保育コンサルティング会社ということもあり、子どもを持つことに対して大変理解のある会社とのこと。
「子ども第一主義、が会社の理念です。育児も仕事、というのが今の会社の考え。私は子どもを保育園には預けていません。子どもが昼寝中や、夜に仕事をしています」
その在宅勤務も、秋山さん自身がプロジェクトを立ち上げ社長に提案し、他の社員に協力を得て、実現された勤務形態です。
秋山さんは”ワタシ、変わったな”と言います。
「前職はバリバリ働いていた。育児をやる自分がイメージ出来なかった。今の私が選択しているのは、子どもといる働き方。自分が変わったのを実感する。なにが変わったか。
まずは、理想の働き方。前職は社会で刺激を受けて自分が成長したいと思っていました。
今は、育児も社会への貢献であると思う。小さい子どもと触れ合える時間が欲しかったので、在宅勤務を希望しました」
「次に変わった点は、”仕事””育児”の考え方。以前は、仕事=オン、育児=オフ、完全に分かれているものだと思っていました。今は、育児と仕事は同じようなもの。育児で得たものを仕事で社会でどう貢献できるか、と考えます」

また、”今のワタシの三原則”として
「”欲張る”。自分でいいな、と思ったことは諦めない。
”言い続ける”。とにかく発信する。しつこいなと思われるくらい。発信するということは責任がある。それをどうやるか、と考えるようになる。
”受け入れる”。言い続けた事に関して、相手が出した答えを受け入れる。相手も考えてくれたことだから」
「いま目指しているところは、生き方=働き方。仕事100%=育児100%。特に今の会社にいるからこそ、もあるが育児での経験が仕事に繋がっていく。当事者として会社に提案が出来ると思っています」
秋山さんは最後に、この言葉を伝えてくれました。
「自分のカタチは、自分で決める。自分のカチは、自分で作る。自分のシアワセは、自分で感じる。」
「育児を仕事に活かす」をモットーにマイペースな働き方を追求している秋山さん。
彼女の考えや働き方、そして自分の思いを実現するための実行力は、受講生の皆さんにとっても刺激になったのではないでしょうか。
そして、教授の堀江からの言葉。
「色んな価値観をもつゲストを紹介していきます。受講していて考えが揺れることもあると思います。その揺れを感じつつ、自分の将来を模索していってもらえたら」
最後に、次回の課題です!
『自分の今後の予想を踏まえて、2012年9月から、何をする?』です。
受講生の皆さま、ありがとうございました!
次回(3回目&4回目)も長丁場ですが、元気にお会いしましょう〜。
第2回目の講義のtwitter実況中継をまとめたので
是非ご覧ください→ http://togetter.com/li/361397
また、教授の堀江も今回の講義についてブログを書いております。
是非ご覧くださいね→ http://arrowarrowhorie.blogspot.jp/2012/08/blog_27.html